東北・上越・北陸新幹線の上野大宮間は列車の運行本数が多くて過密ダイヤとなっているが、複々線化などの輸送力強化はおそらく不可能。しかし、埼玉県内は線路周辺に広い空き地が確保されている。高架化できる用地が存在する。
ここは環境空間と呼ばれている所。周辺の住民に新幹線の騒音や振動が伝わりにくいよう空間を確保した。かつて埼玉県や沿線自治体および住民が新幹線の建設に猛反対したためである。
当初は地下トンネルにする案もあったが地盤が軟弱といった理由から高架にすると決めた。
埼玉県は国鉄に対して以下の4つ条件を付けた。
・赤羽大宮間に通勤新線(埼京線)を作る
・大宮伊奈間に新交通システム(ニューシャトル)を作る
・環境空間を作る
・徐行運転
特に埼京線の建設が通勤新線として魅力的だった模様。これと環境空間の設置で新幹線の建設工事を開始することを容認する方針となった。


たくみっく様の動画紹介でした。